|
3.間取り 〜暮らしの変化に応える、自在な間取り〜
しっかりとした構造によって住宅を長持ちさせるために、住まいの耐久性は大切です。それと同じくらい耐用性も大切です。どんなに丈夫な建物でも、暮らしの「用」に合わなければ、住みづらいものになり、長くは住めません。
家族は日々刻々と成長し、家族構成も変化します。住まいが一幕の芝居なら場面転換の必要がありませんが、多幕劇です。終の棲家・次世代に手渡す住まいならば、更にプランの段階で、家族
の成長・家族構成の変化を予測し、考えることが必要です。
「間取り」という言葉は、日本独特のものです。これは、「部屋取り」と勘違いして、部屋を配置することがプランづくりと考える人がいます。例えば、北側の部屋は南の部屋とつながり、結ばれることで広がりと奥行きが与えられ、景観が得られ、通風も得られます。部屋と部屋の自由な連なりは、時には「個」の空間になり、時には「広い自由な」空間になります。
日本の住まいが持つアイデンティティを活かしながら、家族共有空間とプライバシー空間を、可能とするような間取りが望まれます。 |