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木材は、視覚、触覚、嗅覚から、「心地よさ」を人に与えるとともに、健康の維持・促進に、寄与していることが知られています。
調湿効果・断熱効果・鎮静効果を持ち、他の建築材料と比べて、材料を製造するためのエネルギーは、桁違いに少なくて済み、
材料の製造=材木の成長過程では、二酸化炭素を吸収し、酸素を放出してくれます。
古来から日本の建築には、杉や檜などの、無垢材が使われてきました。 耐久性に優れ、見栄えもよく、接着剤を使用していない無垢材こそ、健康的な住まいづくりにふさわしいと考えています。 |

近年では多くの建物が、ホワイトウッドの集成材が使われるようになりました。「杉や檜のような無垢材は、強度が足りない」という人もいます。本当にそうでしょうか?
耐久=木材の芯材の腐りにくさは、檜を先頭に、無垢材のほうが優れています。シロアリの侵蝕性の実験として、シロアリの巣に、杉とホワイトウッドを置いたところ、杉の質量はわずか1.2%の減少に対し、ホワイトウッドの質量は40.1%も減少しました。*木材工業ハンドブック改訂第3版(旧農林水産省林業試験場監修)より
強度や狂いでは、無垢材は集成材に劣ります。 その対策として、含水率2.0%以下の、ひとまわり大きなサイズの無垢材を採用することで、強度を確保しています。
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木材には、調湿効果があります。3.5寸の柱でもビール瓶2.5本分の水分が含まれ、その内の0.5〜1本分の水分が湿度に応じて出入りしています。それによる伸び縮みはごくわずかですが、
四方を固めた太い構造材より、鴨居などの断面の小さな部材が動き、梅雨時に障子の滑りが悪くなったりします。それでも冬には元に戻りますので心配いりません。逆に冬、床の目地が空いても夏には詰まるのです。
接着剤で固められた合板は、木質材料とはいえ調湿効果はほとんど期待できません。例えば、北側の押入れなどの湿気が多く、通気性の悪い場所で使うと、6〜8月の間に結露が生じます。
無垢材を使う意味は、その優れた調湿効果にあります。またある調査では、押入れを合板で造ると0.12ppmのホルマリンが検出されましたが、桐の板に替えたところ、0.07ppmまで下がりました。 |

はだしで歩いて気持ちいいのはスギやひのきなどの針葉樹です。木材は無数の細胞の集まりで、それぞれが空気を含んでいます。空気は熱の伝達を防ぎます。足が床に触れたとき、肌に熱を温存させるため、暖かく感じます。
厚みを厚くするほど断熱性能は増し、暖かさも増します。また、滑りにくいので、小さなお子さんやお年寄りにも安心です。暖かさを求めるならスギを、傷つきが気になるなら、ヒノキがおすすめです。
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無垢材は自然のものなので、節があったり・色艶が揃っていません。確かにコストを上げれば、きれいな材料ばかり使うこともできます。 しかし多少材料がまばらでも、無垢材は年月により色目も揃い、艶もでて味わいが増します。そんなことよりも強度や身体への方が大切だという発想の転換ができれば、お値打ちにできます。
また、建具などは今必要なだけにすること。いずれは取り付けられるようにしておいたり、壁の塗装や外構づくり、カーテン(布を吊るすだけでも味わいがあります)を家族で楽しみながらやってもいいと思います。
こうした工夫の上で必要なところには、いいものを使い、ご自分だけの、豊かな木の家を造って下さい。
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