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建築レポート

       

【建築レポートvol.2】 建築家の自邸プロジェクト〜上棟編〜

チェックハウスの建築家・籾山が、自ら設計した家づくり。
11月に見学会を予定している住まいが完成するまでの様子を、今回は少しだけご紹介します。
今日ご紹介するのは、上棟の様子。

クライアントの家づくりとはまた違う、自分自身が施主であり、設計者でもあるという立場で建てた家は、ある意味 “実験住宅”として、これまでの経験を詰め込みつつ、新しい挑戦も惜しまず取り入れています。

▶上棟直後に仕込んだ「制振装置」はアルミ製

上棟当日。大工さんたちの力によって、棟が立ち上がる瞬間の高揚感は何度経験しても特別です。
上棟後は、断熱施工をするのですがそのタイミングで、設置したのがアルミ製の制振装置。制振装置とは、地震による揺れのエネルギーをやわらげ、建物へのダメージを軽減させる装置です。

今回は、鉄や木ではなく、あえて劣化しにくいアルミ製の制振装置を選んでいます。

内壁が少ない構成のため、装置は外壁側に設置。さらに、ウレタンでしっかり固定して経年変化に強い仕上げとしています。
構造体の一部として馴染ませながらも、象徴的な存在感を放つ“見えない装置”になりました。

▶「自分の家」だからこそ実験精神で

我が家では、この制振装置のように普段の設計ではなかなか試せないディテールや素材を積極的に採用しています。
「自分の家だからこそ、やってみたいことを全部試す」――それが今回のテーマ。

断熱材の施工方法や仕上げの合わせ方、目地の取り方など、
日々の設計業務の中で感じていた“もしこうしたらどうだろう?”を、
自邸でリアルに実践していくつもりです。

その結果得られた知見は、次のクライアントの家づくりにも必ず活きてくるはず。
言ってみれば、この家は「建築家のための実験室」でもあります

▶︎建築は、発見の連続。

上棟を迎えて改めて感じたのは、
建築というのは「図面通りにいくこと」よりも「現場で新しい発見を重ねること」が大事だということ。
現場の空気、光の入り方、構造体のたたずまい――
それらを実際に目にして初めて生まれる“次のアイデア”があります。

チェックハウスの家づくり、見学会でもぜひ体感してみてくださいね!

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